フィリピン、台湾、マレーシア、中国の最新南シナ海地図を拒否

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Mar 13, 2024

フィリピン、台湾、マレーシア、中国の最新南シナ海地図を拒否

フィリピン沿岸警備隊が主張するものは、中国海兵隊が乗組員を乗せた中国船であり、フィリピン海域が占拠している9つの島のうちの1つであるティトゥ島付近を徘徊しているものの航空写真。

フィリピン沿岸警備隊が主張するところの、係争中の南シナ海の南沙諸島でフィリピンが占領している9つの島のうちの1つであるティトゥ島付近を徘徊している中国海上民兵が搭乗する中国船、2023年3月9日の航空写真。ファイル写真のライセンス権の取得

[8月31日 ロイター] - フィリピン、マレーシア、台湾、ベトナムは、中国が発表した南シナ海を含む領有権主張を示す地図を根拠が無いとして拒否し、中国政府は木曜日、この地図は合理的かつ客観的に見るべきだと述べた。

中国は月曜日、南シナ海の約90%をカバーする有名なU字型の地図を発表した。南シナ海は、毎年3兆ドル以上の貿易が行われる世界で最も紛争の多い水路の一つで多くの紛争の根源となっている。

フィリピンは木曜日、国際法とこの境界線には法的根拠がないとした2016年の仲裁判断に基づき「責任ある行動をとり、義務を遵守する」よう中国に求めた。

マレーシアは地図をめぐって外交抗議を行ったと発表した。

中国は、この線は中国の歴史地図に基づいていると主張している。 最新の地図が領土に対する新たな主張を示しているかどうかは、現時点では明らかではない。

中国のU字型路線は海南島の南1500キロ(932マイル)まで回り、ベトナム、フィリピン、マレーシア、ブルネイ、インドネシアの排他的経済水域(EEZ)に食い込んでいる。

フィリピン外務省は「フィリピンの地物や海域に対する中国の主権と管轄権を正当化しようとする今回の試みには、国際法上の根拠がない」と述べた。

マレーシア側は声明で、新地図はマレーシアに対して拘束力を持たず、マレーシアも「南シナ海を複雑かつデリケートな問題とみなしている」と述べた。

この地図は、2009年に中国が国連に提出した、いわゆる「九段線」を含む南シナ海のより狭い地図とは異なっていた。

最新の地図はより広い地理的範囲を描いており、1948年の中国の地図と同様に、民主統治下の台湾を含む10本の破線が描かれていた。 中国も2013年に10段線の地図を発行した。

最新の地図について質問された台湾外務省のジェフ・リュー報道官は、台湾は「絶対に中華人民共和国の一部ではない」と述べた。

同氏は記者会見で「中国政府が台湾の主権に関する立場をいかに捻じ曲げても、我が国の存在に関する客観的事実を変えることはできない」と述べた。

中国は現在「全国地図啓発週間」を実施していると国営放送の中国中央テレビが火曜日に報じた。

中国外務省の汪文斌報道官は、なぜ中国が破線9本の最新地図ではなく破線10本の最新地図を公表したのかとの質問に対し、中国は自国の領土について明確であったと述べた。

同氏は定例会見で「南シナ海問題に関する中国の立場は常に明確だ。中国の管轄当局は毎年、さまざまな種類の標準地図を定期的に更新し、公表している」と述べた。

「関係者には客観的かつ合理的に見ていただけることを期待します。」

木曜日遅く、ベトナム外務省は、地図に基づく中国の主張には何の価値も無く、ベトナム法および国際法に違反していると述べた。

外務省のファム・トゥ・ハン報道官は南シナ海に言及し、ベトナムは「破線に基づく東海における中国のいかなる主張も断固として拒否する」と声明で述べた。

これとは別に、ハン氏は、今週初めに南シナ海で中国漁船が放水銃で漁船を攻撃し、2人が負傷したというベトナム漁民らの主張について、ベトナム当局が解明を求めていると述べた。

同首相はロイターに送った声明で、「ベトナムは海上で通常操業しているベトナム漁船に対する武力行使に反対している」と述べた。

インドは火曜日、アジアの巨人間の険しい関係における最近の刺激物であるインドの領土の主張を示す新しい地図をめぐり、中国に強い抗議を行ったと発表した。